KANOの舞台、嘉義ちょこっと観光案内 (阿里山編)
まずは阿里山。
阿里山について
嘉義と言えば阿里山、というぐらい、一見の価値ありです。
特に桜の季節は本当に美しい。
だいたい毎年3月中旬から4月中旬までが桜の時期みたいですね。
http://www.ali-nsa.net/user/Article.aspx?Lang=3&SNo=03001991
*桜の写真は阿里山原住民產業資訊流通網站よりお借りしました。
阿里山には一度だけ、ちょうど桜の時期に訪れたことがあります。
物静かに丁寧な日本語を話すおじいさんがガイドさんでした。
満開の色鮮やかな桜を見ながら教えてくれたのは、
「日本には花どろぼうは罪にならない、という言葉がありますね。
台湾には、本どろぼうは罪にならない、という言葉があります。
勉強したくてしたくて、それでも貧しくてどうしても本が買えなくて
やむにやまれずしてしまったことだから。」
という言葉。
なので、私は阿里山というと桜とおじいさんの言葉を思い出します。
ちなみに阿里山というのはひとつの山の名前ではなく、
嘉義にある尖崙山、祝山、対高岳山、大塔山、塔山など
18の高山から構成された一帯のことを言うそうです。
へー、知らなかった!日本アルプスみたいな感じね。
日本統治時代は台湾檜がたくさん伐採されて日本へ運ばれたそうですが、
東大寺大仏殿の垂木などに使われているそうです。
明治神宮の大鳥居も樹齢1500年以上の台湾檜が使われていますが、
そちらは丹大山から運ばれました。
それから、阿里山のひとつ、祝山の名の由来は台湾総督府民政長官だった
祝辰巳から来ているそうです。祝山は森林鉄道の駅名にもなっています。
阿里山は日の出を見るスポットとしても名高く、
祝山はその際に必ず通る駅です。
で、ご来光を拝むなら早起きと厚い外套が必須です。
とっても寒いけど、大丈夫!
どんなに朝早くても山の上でも、台湾なので、
おっちゃんおばちゃんがしっかりスタンバイして
熱々の飲み物や食べ物をちゃんと売っています。ありがたい!
森林鉄道、ご来光の様子が詳述されています。
森林鉄道は2009年の台風被害で未だ一部開通に留まっています。
一日も早い全線開通が待たれます。
http://www.taipeinavi.com/miru/209/
そしてそして、今回調べていて知ったのですが、
阿里山森林鉄道と日本の大井川鐵道、黒部峡谷鉄道は姉妹鉄道なんですね。
2014年はチケット優待キャンペーンをやってたようです。
今年もやってくれないかな〜。
嘉義林管處-行政院農委會林務局 - 林務局全球資訊網 - 阿里山森林鉄道と日本姉妹鉄道,乗車券による優待提供
余談
日台間は結構姉妹締結の鉄道とか、相互キャンペーンが数多くありますね。
東京駅と台湾の新竹駅は共に日本人設計の駅舎で100周年を相次いで迎えたと言うことで今年の2月に姉妹駅になりました。
新竹駅の方がひとつ年上のお姉さん。
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20150208.pdf
記念のIC乗車カードが素敵。即行で売り切れただろうなあ…。
http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=227354&ctNode=1726&mp=9
いやあ、阿里山の紹介だけで今回いっぱいになっちゃった。
友達に聞いた他の見どころ、次次回やります!