台湾大好き 真喜歡台灣

気がついたら大好きになっていた台湾の魅力を追求しつつ、日本のよさも再発見! 邊追究完不挖的台灣的魅力,邊再發現日本的好處!

KANO 嘉義農林棒球隊

ちょうど先週の土曜日から、KANO という台湾映画が公開になりました。

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 実話を元にした映画で、台湾では2014年の正月映画として封切られ、大ヒット。

1年経ってやっと日本公開。
台湾映画、いつも日本に来るの遅くて悲しい。
 
KANOとは嘉農、台湾の嘉義に実在した嘉義農林中等学校野球部のことです。
漢人、原住民、日本人の混成チームで、
1931年に甲子園決勝まで勝ち進みました。
 
映画化にあたって、監督は台湾全土の高校、
大学の野球部をつぶさに見て周って出演者を探したそう。
なので、野球部員は本物の野球部員です。
現役、元現役の野球少年や野球部員の人たちにぜひ観てほしい。
 
主演の曹くんは、映画の中ではピッチャーですが、
実際はセンターで、なんと台湾大学野球でチームが見事優勝、
MVPにも選ばれました。
ちなみに監督役の永瀬正敏さんも少年野球でのポジション、
センターだったそうです。
 
なんか実際に本人に聞いてきたみたいに書いてる?実際に聞いてきたんです!
台湾芸能通の超凄腕の方おかげで試写会に行って来ました。
 
試写会の模様や写真はあちこちで見られるので、
舞台挨拶でいちばん最初にご挨拶された、
台湾観光協会東京事務所所長の衝撃(?)発言について。
 
所長は通訳なし、日本語でスピーチされました。
まず最初に嬉しいお知らせ、ってことで
2014年11月に日台間の観光客数が470万人突破したことをみんなに報告。
 
すばらしい!
 
「この勢いで、KANOの舞台でもある嘉義にもたくさん観光客を…」
 
そうですよね!
 
「皆さんご存知のように、嘉義には阿里山と森林鉄道があります。」
 
はい。有名ですね!
 
「あとは…」
 
あとは?
 
「その二つぐらいかな。
 
あとは、何もない
 
え。
 
ちょ、ちょっとまって。
観光協会だよね。
何もないって…。あるでしょ!
あ、わかった。そんなことはないでしょって、実際に足を運ばせる作戦ですね。
そうに違いない。
でも所長、その作戦、一般的にはすっごいわかりづらいです。
普通の観光アピールでいいんじゃないですか。
 
しかし、ものすごくあっけらかんと言い放つところが
またいい味出してるというか、なんというか。
面白過ぎて自分はすぐ突っ込み入れたけど、
他の観客の皆さんは大人しく真面目に聞いていらっしゃいました。
 
ていうか、嘉義出身じゃないよね、ぜったい…。
*追記 台中のご出身だそうです。
 
ちなみに阿里山と日本はとっても深い関係があります。
そのお話はまた今度!
 
最後にKANOの主題歌を。
日台の歌手が日本語と台湾華語で合唱しています。好聽噢!